- くわ
- I
くわ[~ハ](感)相手の注意をひきつけるときに発する語。 さあ。 これは。 こりゃ。II
「~御覧ぜよ/落窪 3」
くわ【句話】俳句についての話。 俳話。IIIくわ【桑】クワ科クワ属の落葉樹の総称。 品種や変種が多い。 葉は卵形でしばしば三~五裂する。 雌雄異株または同株で, 春, 葉腋に淡黄色の小花を穂状につける。 実は赤黒く熟し甘い。 山野に自生し, また葉を蚕の飼料とするため栽植する。 樹皮は黄色染料や和紙の原料, 材は床柱や器具材とし, 根皮は桑白皮(ソウハクヒ)といい, 消炎・利尿・緩下薬に用いる。 四木(シボク)の一。 ﹝季﹞春。 《上州や~一斉に芽立ちける/池内たけし》〔「桑の実」は ﹝季﹞夏。 《~の実を口のうつろに落す音/虚子》〕IVくわ【鍬】田畑を耕すのに使う農具。 長い柄の先に土を掘り起こす歯の部分を取り付けたもの。 歯の部分の構造によって, 金鍬(カナグワ)や, 板の先に金属の歯をつけた風呂鍬(フログワ)などがある。~を入・れる開拓をする。~を抜か・す(1)気が抜ける。 茫然(ボウゼン)とする。「千里が竹に迷ひ入, 和藤内ほうど~・し/浄瑠璃・国性爺合戦」
(2)足が抜けるほど疲れる。 鍬が抜ける。「さぞ小弁もしんろかろ, おれも~・した/浄瑠璃・生玉心中(下)」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.